20260806 01

 

志木で予防歯科に取り組む歯医者が解説します

「子どもにむし歯はなさそうだから、まだ歯医者には行かなくても大丈夫」

そう思われる保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、子どもの定期歯科検診で確認するのは、むし歯の有無だけではありません。

子どものお口は、乳歯が生え始めてから永久歯に生え替わるまで、短い期間に大きく変化します。
歯の生え方や本数、顎の成長、歯並び、噛み合わせ、お口の使い方などを継続して確認することも、定期検診の大切な目的です。

志木で予防歯科を中心に診療するはせがわファミリー歯科では、今ある歯を守るだけでなく、お子さんの将来のお口の健康まで考えながら成長を見守っています。

 

 

歯の生える時期や順番には個人差があります

乳歯は一般的に生後68か月頃から生え始め、2歳半から3歳頃までに20本がそろいます。
その後、6歳頃から永久歯への生え替わりが始まります。

ただし、歯が生える時期や順番には個人差があり、多少早かったり遅かったりするだけで、すぐに異常と判断されるわけではありません。

一方で、子どもの歯には次のような状態が見られることがあります。

  • 2本の歯がつながって生える「癒合歯」
  • 乳歯が通常より低い位置にとどまる「低位乳歯」
  • 永久歯が本来とは異なる方向へ生える「異所萌出」
  • 永久歯が生まれつきつくられていない「先天欠如」
  • 通常より多く歯がつくられる「過剰歯」
  • 歯の表面が十分につくられない「エナメル質形成不全」

見た目だけでは判断できないものもあるため、症状がなくても歯科医院で定期的に生え替わりを確認することが大切です。

 

 

乳歯の健康は永久歯にも関係します

「乳歯はいずれ抜けるから、少しくらいむし歯になっても大丈夫」と思われることがあります。
しかし、乳歯には食べ物を噛むことに加え、永久歯が生えてくる場所を保つという大切な役割があります。

乳歯をむし歯などで早く失うと、隣の歯が空いた場所へ動き、永久歯が並ぶためのスペースが不足することがあります。
反対に、永久歯が生える時期になっても乳歯が残っている場合は、永久歯の位置や生える方向を確認した方がよいこともあります。

乳歯の時期から予防歯科に通うことは、現在のむし歯を防ぐだけでなく、将来の歯並びや噛み合わせを見守ることにもつながります。

 

 

お口の機能の発達も確認します

子どものお口では、歯とともに「噛む」「飲み込む」「話す」「呼吸する」といった機能も発達しています。

定期検診では、次のような様子も確認します。

  • いつも口が開いている
  • 口で呼吸していることが多い
  • 舌を前へ出す癖がある
  • 食べ物をうまく噛めない
  • 指しゃぶりが長く続いている
  • 発音が気になる
  • 左右のどちらかだけで噛んでいる

こうした癖がすべて問題になるわけではありませんが、続き方や程度によっては、歯並びや顎の成長に影響する場合があります。
成長を継続して見守ることで、必要な時期に適切な対応を検討できます。

 

 

必要に応じてエックス線写真で確認します

エックス線写真では、目で見ただけでは分かりにくい歯と歯の間のむし歯や、顎の中にある永久歯の位置、先天欠如、過剰歯などを確認できます。

撮影は毎回行うものではありません。
お子さんの年齢や歯の生え替わり、むし歯のリスクなどを考慮し、必要性を判断します。

 

 

担当歯科衛生士がお子さんの成長を見守ります

子どもの予防歯科では、一度だけ診るのではなく、変化を継続して確認することが大切です。

はせがわファミリー歯科では、歯科衛生士の担当制を採用しています。同じ歯科衛生士が継続して関わることで、歯の生え替わりや磨き方の変化、お子さんの苦手なことなどを把握しやすくなります。

診療室は個室ですので、周囲を気にせず、お子さんのお口の状態やご家庭でのケアについてご相談いただけます。

当院は1階にあり、院内はバリアフリーです。診療室前には5台分の駐車場と自転車置き場を備え、ベビーカーや小さなお子さんを連れた方にも通院しやすい環境を整えています。

子どもの定期歯科検診は、むし歯を探すだけのものではありません。
志木で子どもの歯医者や予防歯科をお探しの方は、気になる症状がなくてもお気軽にご相談ください。

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文献・エビデンス

日本小児歯科学会の「母子健康手帳『歯の健康診査』記載マニュアル」では、歯の形や色、生え方の異常の中には、健全な永久歯列を獲得するため早めの把握が重要なものがあると示されています。

また、American Academy of Pediatric DentistryAAPD)の「Periodicity of Examination, Preventive Dental Services, Anticipatory Guidance/Counseling, and Oral Treatment」では、歯の萌出期間を通じて発育中の歯列と噛み合わせを定期的に確認することが推奨されています。

参考:日本小児歯科学会「母子健康手帳『歯の健康診査』記載マニュアル」、AAPDPeriodicity of Examination, Preventive Dental Services, Anticipatory Guidance/Counseling, and Oral Treatment」。


20260721 01



夏休みは、お子さんにとって楽しいイベントが続く季節です。

旅行や帰省、お祭り、プール、キャンプなど、普段とは違う生活を送る機会が増える一方で、歯科医院では「夏休みが終わる頃にむし歯が増えてしまった」というお子さんを多く目にします。

実は、夏休みは子どものお口の環境が大きく変わりやすい時期なのです。

 

 

なぜ夏休みはむし歯が増えやすいのでしょうか?

学校がある日は、起床・食事・歯みがき・就寝など、ある程度生活リズムが決まっています。

しかし夏休みになると、

  • 朝寝坊をする
  • 食事時間が不規則になる
  • アイスやジュースを飲む機会が増える
  • おやつの回数が増える
  • 夜更かしで歯みがきを忘れて寝てしまう

といった生活になりがちです。

むし歯は「甘いものを食べた量」だけでなく、「食べる回数」が増えることでリスクが高くなります。

口の中は飲食のたびに酸性になり、歯の表面が少しずつ溶けます。
通常は唾液が元に戻してくれますが、間食が続くと修復する時間が足りず、むし歯ができやすくなります。

 

 

スポーツドリンクにも注意が必要です

暑い夏は熱中症予防も大切です。

そのためスポーツドリンクを飲む機会も増えますが、実は糖分を多く含む製品が少なくありません。

さらにスポーツドリンクは酸性のため、長時間少しずつ飲み続けると、むし歯だけでなく歯が溶ける「酸蝕症(さんしょくしょう)」の原因になることもあります。

水分補給の基本は水やお茶にし、スポーツドリンクは必要な場面だけにすることをおすすめします。

 

 

夏休みだからこそ仕上げみがきを続けましょう

小学生になると「もう一人で磨ける」と思われがちですが、実際には奥歯や歯と歯の間は十分に磨けていないことが少なくありません。

特に生えたばかりの永久歯は歯質がまだ成熟しておらず、むし歯になりやすい時期です。

夏休みは保護者の方も一緒に過ごす時間が増えるため、ぜひ夜だけでも仕上げみがきを続けてください。

たった数分の確認が、お子さんの歯を長く守ることにつながります。

 

 

「痛くないから大丈夫」ではありません

むし歯は初期にはほとんど痛みがありません。

痛みを感じる頃には、かなり進行しているケースも珍しくありません。

また、お子さんは症状をうまく伝えられず、「しみる」「噛みにくい」といったサインを見逃してしまうこともあります。

だからこそ、症状がなくても定期的な歯科検診が大切です。

歯科医院では、むし歯の早期発見だけでなく、

  • 歯みがきのチェック
  • フッ素塗布
  • 生え変わりの確認
  • 歯並びや噛み合わせのチェック
  • 食生活のアドバイス

など、お子さんの成長に合わせた予防管理を行っています。

 

 

夏休みはお口を見直すチャンスです

夏休みは学校の予定に左右されにくく、歯科受診もしやすい時期です。

新学期が始まってから慌てて治療を始めるよりも、夏休みの間にお口の状態を確認しておくことで、安心して新学期を迎えることができます。

私たちは「むし歯になったら治す」のではなく、「むし歯にならないように守る」ことを大切にしています。

楽しい思い出がたくさん残る夏休みだからこそ、お子さんのお口の健康にも少しだけ目を向けてみませんか。

ご家庭での毎日のケアと定期検診を組み合わせることで、大切な永久歯を生涯にわたって守る第一歩になります。

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エビデンス

  • American Academy of Pediatric Dentistry (AAPD)
    Guideline on Caries-risk Assessment and Management for Infants, Children, and Adolescents

  • 日本小児歯科学会
    小児のう蝕予防に関するガイドライン

  • World Health Organization (WHO)
    Guideline: Sugars intake for adults and children

  • 厚生労働省
    歯科口腔保健の推進に関する基本的事項

  • 日本口腔衛生学会
    フッ化物応用ガイドライン

正しい歯磨きの仕方、知っていますか?


20260707 01



歯科医院でよくいただく質問にお答えします(FAQ

「毎日歯を磨いているのに、むし歯や歯周病になってしまう。」

このようなご相談をよくいただきます。

実は、お口の健康を守るためには、「長時間磨くこと」よりも「正しい道具を選び、正しい順番で使うこと」が大切です。

志木駅から徒歩10分のはせがわファミリー歯科では、治療だけでなく、患者さん一人ひとりのお口に合わせたセルフケアをご提案しています。

今回は、歯磨きについてよくいただく質問にお答えします。

 

 

Q1 歯ブラシはどんなものを選べばいいですか?

おすすめは、ヘッドが小さめで、毛の硬さが「ふつう」または「やわらかめ」の歯ブラシです。

大きな歯ブラシは一度にたくさん磨けそうに見えますが、奥歯や歯並びの細かな部分まで毛先が届きにくくなります。

歯磨きで最も大切なのは、毛先を歯と歯ぐきの境目にしっかり当て、小刻みに動かすことです。力を入れてゴシゴシ磨く必要はありません。

 

 

Q2 毛先が1本(1束)の小さな歯ブラシは必要ですか?

はい、とても役立ちます。

通常の歯ブラシでは届きにくい、

  • 一番奥の歯の後ろ
  • 歯並びが重なっている部分
  • 矯正装置の周囲
  • 親知らずの周囲
  • 歯ぐきが下がった部分

などは、毛先が1本(1束)になった小さな歯ブラシを使うと効率よく磨くことができます。

通常の歯ブラシで全体を磨いたあと、最後の仕上げとして使用すると、磨き残しを大きく減らすことができます。

 

 

Q3 歯磨き粉はどんなものを選べばいいですか?

歯磨き粉は、フッ化物(フッ素)が1450ppm配合されているものをおすすめします。

フッ化物には、

  • 歯を酸に強くする
  • 初期むし歯を修復(再石灰化)する
  • むし歯菌の働きを抑える

という働きがあります。

歯磨きが終わった後は、何度もうがいをせず、少量の水で軽く1回すすぐ程度にすると、フッ化物の効果をより期待できます。

 

 

Q4 フロスと歯間ブラシは何が違うのですか?

どちらも歯と歯の間を掃除する道具ですが、使う場所が異なります。

デンタルフロスは、歯と歯が接している狭い隙間に使用します。

一方、歯間ブラシは、歯ぐきが下がるなどして歯と歯の間に隙間ができた部分を掃除するための道具です。

歯ブラシだけでは歯垢の約6割程度しか落とせないといわれています。歯と歯の間の清掃を毎日の習慣にすることが、むし歯や歯周病の予防には欠かせません。

 

 

Q5 フロスや歯間ブラシは、歯ブラシの前と後、どちらがいいですか?

お口の状態によっておすすめの順番が異なります。

お子さんから若い方

歯と歯の間が狭い方が多いため、

デンタルフロス → ②歯ブラシ

がおすすめです。

先にフロスで歯と歯の間の汚れを取り除くことで、歯磨き粉に含まれるフッ化物が歯の表面に届きやすくなります。

 

中高年の方

加齢や歯周病によって歯と歯の間が広くなっている方は、

歯間ブラシ → ②歯ブラシ

がおすすめです。

歯間ブラシで大きな汚れを取り除いてから歯磨きをすると、効率よく歯垢を除去できます。

また、年齢に関係なく、歯と歯の間に隙間がある部分は歯間ブラシを使用すると効果的です。

 

 

Q6 歯ブラシはどのくらいで交換すればいいですか?

交換の目安は1か月です。

また、毛先が広がってしまったら1か月を待たずに交換しましょう。

後ろから見て毛先がはみ出して見える状態では、十分な清掃効果は期待できません。

歯ブラシは消耗品です。定期的に交換することも、予防の大切なポイントです。

 

 

Q7 毎日歯磨きをしていれば歯科医院へ行かなくても大丈夫ですか?

残念ながら、それだけでは十分ではありません。

どんなに丁寧に歯磨きをしていても、ご自身では落とせない歯石や、磨き残しはどうしてもあります。

また、歯周病は初期にはほとんど自覚症状がありません。

そのため、毎日のセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンス、この両方を続けることが、お口の健康を長く守る秘訣です。

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Q8 志木駅周辺で予防歯科を探しています。定期検診ではどんなことをしますか?

はせがわファミリー歯科では、単に歯のお掃除をするだけではありません。

患者さんのお口の状態に合わせて、

  • 歯ブラシの選び方
  • 毛先が1本(1束)の小さな歯ブラシの使い方
  • デンタルフロス・歯間ブラシの選び方
  • 歯磨きの順番
  • むし歯・歯周病のリスク

などをわかりやすくご説明し、ご家庭でも続けられるセルフケアをご提案しています。

「治療するために通う歯科医院」ではなく、「健康を守るために通い続ける歯科医院」として、皆さまのお口の健康をサポートいたします。

 

 

参考文献(代表的なエビデンス)

  • Marinho VCC, Worthington HV, Walsh T, Clarkson JE. Fluoride toothpastes for preventing dental caries in children and adolescents. Cochrane Database of Systematic Reviews.
  • Chapple ILC, Mealey BL, Van Dyke TE, et al. Primary prevention of periodontitis: Managing gingivitis. Journal of Clinical Periodontology.
  • Tonetti MS, Greenwell H, Kornman KS. Staging and grading of periodontitis: Framework and proposal of a new classification. Journal of Periodontology.
  • van der Weijden GA, Slot DE. Oral hygiene in the prevention of periodontal diseases: The evidence.Periodontology 2000.
  • 日本歯周病学会『歯周病患者におけるセルフケアのガイドライン』

 


20260629 01

 

「痛くないから、今回は歯医者をお休みしよう」

そんな理由で、ついつい歯科医院でのメインテナンスを中断してしまった経験はありませんか?

志木市周辺で歯医者を探されている患者さんの中にも、「特に気になる症状がないから大丈夫」と考えて、定期検診の予約を先延ばしにしているうちに、足が遠のいてしまう方は少なくありません。
毎日お仕事や家事、育児に忙しく過ごされていれば、後回しになってしまうお気持ちはとてもよく分かります。

しかし、お口の二大疾患である「むし歯」や「歯周病」の恐ろしいところは、自覚症状がないまま静かに進行していくという点です。
「痛くなってから行く場所」から「痛くならないために行く場所」へ。
今回は、メインテナンスを中断することのリスクと、私たちがなぜ定期的なケアをおすすめするのか、その理由について詳しくお話しします。

 

 

メインテナンスは「歯石取り」だけではありません

よく患者さんから「痛くないし、歯石もそんなに溜まっていないと思うから、まだ行かなくても大丈夫ですよね?」とご質問をいただくことがあります。
ここでぜひ知っていただきたいのは、歯科医院で行うメインテナンスの本質は、単なる「溜まった歯石を削り落とす作業」ではないということです。

プロフェッショナルによるメインテナンスには、以下のような非常に重要な役割があります。

 

  1. バイオフィルムの破壊と除去

お口の中には、歯垢(プラーク)が時間をかけて強固に結びついた「バイオフィルム」という細菌の膜が形成されます。
これは台所のヌメヌメとした汚れのようなもので、毎日のブラッシングだけでは完全に落としきることができません。
メインテナンスでは、このバイオフィルムを専用の器具で徹底的に破壊・除去します。

 

  1. むし歯・歯周病の「超初期段階」での発見

肉眼では見落としがちなごく初期のむし歯や、歯周ポケット(歯と歯ぐきの隙間)のわずかな変化をプロの目でチェックします。
初期段階で見つけることができれば、歯を大きく削る必要がなく、削らない「経過観察」や「予防処置」で済むケースが圧倒的に多くなります。

 

  1. 過去の治療部位(詰め物・被せ物)の二次リスク管理

過去に治療したプラスチックやセラミック、金属の詰め物の隙間から、再びむし歯が進行する「二次カリエス」は非常に多いトラブルです。
接着剤の劣化や摩耗を早期に発見することで、土台となる大切な自歯を守ります。

 

  1. セルフケアへのフィードバック

お口の環境は、生活習慣や年齢、ストレスなどによって日々変化します。
現在のブラッシングで「どこが磨けていて、どこにリスクが潜んでいるか」を客観的に確認し、患者さん一人ひとりのライフスタイルに合わせたセルフケアのヒントをお伝えします。

メインテナンスとは、いわばお口の「定期車検」のようなものです。不具合が起きる前に点検し、調整を重ねることで、結果として大切な歯の寿命を圧倒的に延ばすことができるのです。

 

 

歯周病は痛みがなくても進行する「沈黙の病気」

数あるお口のトラブルの中でも、メインテナンスの中断によって最もリスクが高まるのが「歯周病」です。

歯周病は、医学界では「サイレント・ディジーズ(沈黙の病気)」と呼ばれています。
その名の通り、初期段階では痛みやしみるような自覚症状がほとんどありません。
たまに「歯みがきの時に少し血が出るかな?」と思う程度で、それすらも体調のせいにして見過ごされがちです。

しかし、痛みが全くない間にも、歯周病菌は歯ぐきの奥深くへと侵入し、歯を支えている大切な骨(歯槽骨)を少しずつ、確実に溶かしていきます。
「歯がグラグラする」「急に歯ぐきが大きく腫れた」といった自覚症状が出た頃には、すでに重症化しており、最悪の場合は抜歯を余儀なくされるケースも珍しくありません。

志木で予防歯科に真剣に取り組む当院が、「症状がない時こそ、メインテナンスが最も価値を発揮する時間である」とお伝えしているのは、この痛みのない恐怖から患者さんの歯を守りたいからなのです。

 

 

なぜ「3ヶ月ごと」のメインテナンスなのか?

お口の中の状態やリスクの高さは患者さんごとに異なりますが、当院では一つの基本的な目安として「3ヶ月ごと」のメインテナンスをご提案しています。
これには科学的な理由があります。

お口の中の細菌(バイオフィルム)は、歯科医院で一度きれいに除去しても、日々の食事や生活の中で少しずつ再形成され、およそ34ヶ月が経過すると、再び歯周病やむし歯を引き起こす悪性度の高い状態に戻ってしまうことが分かっています。

つまり、細菌の病原性が高まり、実際に悪さを働き始める手前のタイミング(=3ヶ月)で定期的にリセットをかけることが、お口の健康を維持するために最も効率的で、確実なアプローチなのです。

また、3ヶ月というスパンであれば、万が一新しいむし歯や歯ぐきの炎症が発生していたとしても、初期段階で食い止めることができるため、患者さんご自身の治療費用や通院期間の負担を最小限に抑えることにもつながります。

 

 

ブランクがあっても大丈夫。思い立ったその日がスタートです

ここまでメインテナンスの重要性をお話ししてきましたが、「もう1年も2年も予約を飛ばしてしまっているから、今さら行きづらい……」「怒られてしまうのではないか」と不安に思われている方もいらっしゃるかもしれません。

どうぞ、全く気になさらないでください。

事情があって期間が空いてしまったとしても、それを責めるようなことは決してありません。
むしろ、「またお口の健康に向き合おう」と思われたその日こそが、これからの健康な人生を守るための素晴らしい新しいスタートです。

しばらく間が空いてしまったからこそ、現在のお口の状態を一度リセットし、ここから新しく心地よいケアを始めていきましょう。

>>予防歯科ページはこちら

 

志木で安心して通える歯医者をお探しの方へ

「しばらく歯医者へ行っていないな」「定期検診を途中でやめてしまっていた」という方も、まずは現在のお口の答え合わせをするような気持ちで、どうぞお気軽にご相談ください。

はせがわファミリー歯科では、患者さん一人ひとりのお口のリスクやライフスタイルに寄り添い、決して押し付けではない、最適な予防歯科とメインテナンスをご提供しています。

志木市や志木駅周辺にお住まいの皆様が、5年後、10年後、そしてその先もずっと、ご自身の健康な歯で美味しい食事を楽しみ、大切な方と笑顔で会話を交わせるよう、私たちは全力でお口の健康づくりをサポートいたします。
皆様のご来院を、スタッフ一同心よりお待ちしております。


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こんにちは。はせがわファミリー歯科です。

歯科医院で患者さんとお話ししていると、

「毎日歯磨きしているのにむし歯になる」
「歯周病になりやすい体質なんでしょうか」

というご質問をいただくことがあります。

もちろん歯並びや唾液の量など、生まれ持った要因もあります。
しかし実際には、むし歯や歯周病になりにくい方には共通した生活習慣があります。

お口の健康は、毎日の小さな積み重ねによって大きく変わります。

今回は、むし歯や歯周病を予防するために大切な生活習慣についてご紹介します。

 

 

だらだら食べ・だらだら飲みをしない

むし歯の原因となる細菌は、糖分をエサにして酸を作り出します。

この酸によって歯が溶かされる状態を「脱灰(だっかい)」といいます。

実は問題なのは、お菓子を食べる量だけではありません。

食べる回数や時間も大きく関係しています。

例えば、

・仕事中に甘い飲み物を少しずつ飲む
・飴を長時間なめる
・お菓子を何回もつまむ

といった習慣があると、お口の中が酸性の状態になる時間が長くなり、むし歯のリスクが高くなります。

むし歯になりにくい人は、食事やおやつの時間を決めていることが多いのです。

 

 

寝る前の歯磨きを大切にする

一日の歯磨きの中で最も大切なのが寝る前の歯磨きです。

睡眠中は唾液の分泌量が大きく減少します。

唾液には細菌を洗い流したり、歯を修復したりする働きがありますが、寝ている間はその働きが弱くなります。

そのため、磨き残しがあると細菌が増殖しやすくなります。

特に歯と歯の間や歯ぐきの境目は汚れが残りやすいため、

・歯ブラシ
・フロス
・歯間ブラシ

を組み合わせることが理想的です。

 

 

フッ素を上手に活用する

フッ素には、

・歯を強くする
・再石灰化を促進する
・むし歯菌の働きを抑える

という効果があります。

近年では「フッ素は子どもだけのもの」ではなく、大人のむし歯予防にも重要であることが分かっています。

特に歯ぐきが下がり始める40代以降では、歯の根元のむし歯(根面う蝕)が増えてきます。

毎日のフッ素入り歯磨剤の使用は、年代を問わず大切な予防習慣です。

 

 

お口だけでなく身体の健康も大切

歯周病は細菌感染による慢性炎症です。

そのため、

・睡眠不足
・喫煙
・ストレス
・糖尿病
・運動不足

なども歯周病のリスクに関係しています。

特に喫煙は歯周病最大の危険因子の一つといわれています。

また、睡眠不足やストレスによって免疫力が低下すると、歯ぐきの炎症も悪化しやすくなります。

お口の健康は、全身の健康状態を映す鏡でもあるのです。

 

 

定期的に歯科医院でチェックを受ける

むし歯や歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどありません。

痛みが出た時には進行していることも少なくありません。

予防が上手な方ほど、痛くなる前に定期検診を受けています。

定期的なメンテナンスでは、

・むし歯のチェック
・歯周病の確認
・歯石除去
・ブラッシング指導

などを行い、問題が小さいうちに対応できます。

「悪くなったら治す」から「悪くならないように守る」へ。

これが予防歯科の考え方です。

 

 

志木駅周辺でむし歯予防・歯周病予防に取り組みたい方へ

むし歯や歯周病は、一度治療して終わりではありません。
再発を防ぎ、生涯にわたってご自身の歯を守るためには、毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスが大切です。

はせがわファミリー歯科では、志木市をはじめ、朝霞市や新座市などからも多くの患者さんにご来院いただいています。
私たちは「痛くなったら治す歯科医院」ではなく、「痛くならないために通う歯科医院」を目指し、お子さまからご高齢の方まで、ご家族皆さまのお口の健康をサポートしています。

志木駅南口から徒歩約10分、駐車場も完備しております。むし歯予防や歯周病予防、定期検診について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

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エビデンス・参考文献

むし歯は糖分摂取の頻度と強く関連しており、世界保健機関(WHO)は砂糖摂取量の制限を推奨しています。
また、フッ化物配合歯磨剤の継続使用はむし歯予防に有効であることが数多くのシステマティックレビューで示されています。
歯周病については、喫煙や糖尿病が主要な危険因子であり、定期的なプロフェッショナルケアとセルフケアの併用が歯周病予防に有効であることが報告されています。

 

 

【参考文献】

World Health Organization. Guideline: Sugars Intake for Adults and Children. 2015.
Marinho VCC, et al. Fluoride toothpastes for preventing dental caries in children and adolescents. Cochrane Database Systematic Reviews.
・日本歯周病学会 歯周病患者における診療ガイドライン
Tonetti MS, et al. Journal of Clinical Periodontology. 2018
・厚生労働省 e-ヘルスネット「むし歯予防」「歯周病予防」


 

「もう自分で磨けるから大丈夫!」そんなお子さんの言葉を信じて、仕上げ磨きをやめてしまっていませんか?
実は、小学校を卒業するころまでは、保護者による仕上げ磨きがむし歯予防に大きく役立ちます。

 

子どもは自分でうまく磨けていない?

歯ブラシを口に入れて動かすことと、プラーク(歯垢)をしっかり除去することは、まったく別のスキルです。
手先の細かい動作が発達する途中の子どもは、奥歯の溝や歯と歯の間など、みがき残しが起きやすい場所をきれいにするのが苦手です。
歯科医師会のガイドラインでも、1012歳ごろまでは仕上げ磨きを続けることが推奨されています。

 

乳歯から永久歯への生え変わり期が特にリスク高め

6歳ごろから始まる生え変わりの時期は、歯の高さがそろっていないため、ブラシが歯面に当たりにくくなります。
とくに「6歳臼歯」と呼ばれる最初の大臼歯は、生え始めから数年かけて完全に出てくるため、その間はむし歯になりやすい状態が続きます。
この時期こそ、保護者の目と手でサポートすることが大切です。

 

仕上げ磨きのポイント

  • 子どもが磨いた後に仕上げ磨きを行う
  • 奥歯(大臼歯)の噛み合わせ面と歯と歯の間を重点的に
  • 力を入れすぎず、細かく動かす「小刻みブラッシング」
  • フッ素入り歯磨き剤を使用し、磨き終わったら軽くすすぐ程度にとどめる

 

仕上げ磨きはスキンシップにもなる

仕上げ磨きは単なる「むし歯予防」だけでなく、親子のコミュニケーションの機会でもあります。毎日少しの時間を一緒に過ごすことで、口の中の変化にも気づきやすくなります。「痛いところはない?」「歯が生えてきたね」そんな会話が、早期発見・早期治療にもつながります。お子さんが嫌がる場合は、体勢や声かけの工夫を、ぜひ当院のスタッフにご相談ください。

仕上げ磨きのスキンシップ効果(親子の会話・早期発見につなげる)

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ブログの根拠となった資料

  • 日本小児歯科学会ガイドライン
  • 海外の査読付き論文(KawashitaTwetman
  • 厚生労働省の歯科疾患実態調査
  • 日本歯科医師会の8020推進財団データ