平素より当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。

このたび、患者様の利便性向上のため、2026年11月より予約システムを変更することとなりました。

新しい予約システムでは、よりスムーズに診療のご予約・変更等を行っていただけるようになります。

ご利用の患者様には、変更に伴いご不便をおかけする場合がございますが、何卒ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

 


20260924 01

 

「むし歯があるか見てください」。歯医者を受診するとき、そう伝える方は多いでしょう。
けれども、診察で確かめるのは、むし歯の有無だけではありません。
今どのような状態なのか、進行しているのか、治療が必要なのか。
さらに、これからむし歯を繰り返さないために何ができるかも考えます。

子どもと大人では、歯の生え方も、これまでの治療歴も異なります。
東上線志木の歯医者 はせがわファミリー歯科が大切にしているのは、年齢やお口の状態に合わせて検査を行い、その結果を治療と予防の両方につなげることです。
今回は、「検査をしてから治療の必要性を判断する」という考え方をご紹介します。

 

 

子どもの歯は 成長の途中にあります

子どものお口には、乳歯だけが並ぶ時期と、乳歯から永久歯へ生え替わる時期があります。
生えたばかりの永久歯はまだ成熟の途中にあり、歯の溝や歯と歯の間など、年齢に応じて注意して見たい場所も変わります。

子どもの診察では、歯を見て終わりにはしません。
普段の歯みがき、間食や飲み物のとり方、これまでにむし歯ができた場所なども、今後のリスクを考える手がかりになります。
小さな変化が見つかったときには、その状態を確かめ、予防や経過観察で対応できるのか、治療が必要なのかを判断します。

保護者の方にとっても、「どこに注意すればよいのか」「家庭で何をすればよいのか」が分かることは大切です。
検査は、歯を削る場所を探すためだけに行うものではありません。
お子さんの成長に合わせて、歯を守る方法を考えるためのものでもあります。

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大人の歯では これまでの治療歴も確認します

大人の場合は、詰め物や被せ物をした歯、以前に根の治療を受けた歯などがあるかもしれません。
見えている歯の表面だけでなく、治療済みの部分やその周囲、歯ぐきの状態まで確認することが必要です。

お口全体を広く確認するレントゲンと、気になる歯を詳しく見るレントゲンでは、得られる情報が異なります。
歯と歯の間や詰め物の周囲など、鏡で見ただけでは分かりにくい部分を調べる際には、画像による確認が役立つこともあります。

ただし、画像に気になる部分が写ったからといって、それだけで治療方針を決めるわけではありません。
症状、お口の中で確認できる状態、過去の治療歴などを合わせて判断します。
必要な検査は、お一人おひとりの状態によって異なります。

 

 

詳しく調べることは 全員に同じ検査をすることではありません

むし歯の見つかりやすい場所も、むし歯になりやすい理由も、人によって違います。
食生活、歯みがきの状態、歯並び、だ液の働き、これまでのむし歯経験など、複数の要素が関係しています。

そのため、すべての方に同じ検査を行えばよいわけではありません。
大切なのは、今知る必要があることに合った方法を選び、得られた情報を治療や予防に生かすことです。
検査の目的や結果について説明を受け、納得したうえで次の対応を決めることも重要です。


治療の前にも 治療の後にも

むし歯が見つかった場合でも、すぐに削るかどうかは状態によって異なります。
初期の段階では、歯みがきや食生活を見直しながら変化を確認することがあります。
一方、進行して歯に穴ができている場合や、痛みなどの症状がある場合には、治療が必要になることもあります。

治療が終われば、それで完了というわけでもありません。
むし歯ができた背景を振り返り、定期的にお口の状態を確認することで、同じことを繰り返しにくくなります。
予防歯科は、むし歯を見つけるためだけの通院ではなく、変化を早めに捉え、できるだけ歯を守るための継続的な取り組みです。

 

 

ご家族のお口を 長く見守るために

はせがわファミリー歯科では、お子さんから大人の方まで、それぞれの年代に合った診察と予防を大切にしています。
「むし歯かもしれない」という不安がある方も、「今の歯の状態を知っておきたい」という方も、まずは診察で確かめるところから始めましょう。

東武東上線志木駅周辺で歯医者をお探しの方へ。
東上線志木の歯医者 はせがわファミリー歯科は、今ある症状だけでなく、これからご家族の歯をどう守っていくかを一緒に考えます。

 


20260903 01

 

「子どもが歯をみがくと、歯ぐきから血が出る」「自分も最近、歯ブラシに血がつくようになった」

親子に同じような症状が見られると、同じ病気のように思えるかもしれません。
しかし、子どもと大人では、歯ぐきから出血する背景や、注意すべき病気の段階が異なります。

子どもに多いのは、炎症が歯ぐきにとどまっている「歯肉炎」です。
一方、大人の場合は、歯を支える骨にまで影響する「歯周炎」が隠れている可能性があります。同じ出血でも、その意味は必ずしも同じではありません。

 

 

歯肉炎と歯周炎の違い

歯周病とは、歯肉炎と歯周炎を含む病気の総称です。

歯と歯ぐきの境目にプラーク(歯垢)がたまると、細菌の影響によって歯ぐきに炎症が起こります。
歯ぐきが赤くなる、腫れる、歯みがきのときに出血するといった症状が現れますが、炎症が歯ぐきにとどまっている段階が「歯肉炎」です。

歯肉炎の段階であれば、毎日の歯みがきを見直し、歯科医院でプラークや歯石を取り除くことで、健康な状態への改善が期待できます。

これに対して「歯周炎」は、炎症が歯ぐきだけでなく、歯を支える歯槽骨などにまで広がった状態です。
歯周ポケットが深くなり、歯槽骨が失われると、歯ぐきが下がる、口臭が強くなる、歯が揺れるといった症状が現れます。

 

 

子どもの出血は歯肉炎のサインかもしれません

子どもの歯ぐきから血が出る主な原因の一つは、みがき残しによる歯肉炎です。

子どもの口の中では、乳歯が抜けて永久歯が生えるなど、歯並びが大きく変化します。
生えかけの永久歯は周囲の歯よりも低いため、歯ブラシが届きにくくなります。
乳歯と永久歯が混在する時期には歯並びも複雑になり、歯と歯の間や歯ぐきの境目にプラークが残りやすくなります。

また、思春期にはホルモンバランスの変化によって、少量のプラークでも歯ぐきに炎症が起こりやすくなることがあります。

子どもに多いのは、歯を支える骨までは破壊されていない歯肉炎です。ただし、子どもでも歯周炎を発症することはあります。
出血や腫れが続く、口臭が強い、歯が揺れるといった症状がある場合は、「子どもだから歯周病ではない」と決めつけず、歯科医院で確認することが必要です。

 

 

大人の出血は歯周炎の可能性も

大人の場合も、出血だけであれば歯肉炎の段階にとどまっていることがあります。
しかし、痛みがないまま歯周炎へ進行している可能性も考えなければなりません。

歯周炎が進むと、歯を支える骨が少しずつ失われます。
それでも初期から中等度の段階では、はっきりとした痛みが出ないことがあります。
そのため、「血が出るだけだから大丈夫」と放置しているうちに病気が進行してしまいます。

喫煙、糖尿病、ストレス、歯ぎしりや食いしばりなども、歯周病の発症や進行に関係します。
とくに喫煙している方は、歯ぐきの血流が変化して出血が目立ちにくくなることがあり、症状が軽く見えても注意が必要です。

 

 

出血するところは、みがかないほうがよい?

歯ぐきから血が出ると、その部分を避けてみがきたくなります。
しかし、出血の原因がプラークによる炎症であれば、避けることで汚れがさらに残り、炎症が長引いてしまいます。

だからといって、強い力でこするのも適切ではありません。
歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に当て、やさしい力で小刻みに動かすことが基本です。
大人はデンタルフロスや歯間ブラシを併用し、子どもは歯並びや年齢に応じて保護者が仕上げみがきを行いましょう。

ただし、歯周炎があるかどうかは、出血の量や見た目だけでは判断できません。
歯周ポケットの深さ、歯ぐきからの出血、歯の揺れ、レントゲンで確認する歯槽骨の状態などを総合して診断します。

 

 

親子の出血を、家族で受診するきっかけに

子どもの歯肉炎と大人の歯周病には違いがありますが、共通しているのは、早い段階では強い痛みが出にくいことです。

子どもの歯ぐきからの出血は、正しい歯みがきを身につける機会になります。
大人の出血は、まだ気づいていない歯周炎を発見するきっかけになるかもしれません。

志木で歯医者をお探しの方は、「血が出るだけ」と考えず、親子で歯ぐきの状態を確認してみてください。
志木駅南口のはせがわファミリー歯科では、大人の歯周病検査・治療だけでなく、お子さまの歯肉炎予防や歯みがき指導にも取り組んでいます。
親子で同じ日に受診し、それぞれの年齢と口腔状態に合った予防を始めることが、家族の歯を長く守ることにつながります。

>>歯周病ページ

 

 

文献・資料

  • 「歯周治療のガイドライン2022」
  • 「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項 中間評価報告書」
  • 「年代別にやるべき予防とお口のケアを紹介――歯と口の健康が健康長寿を支える」
  • 「歯周病の原因」
  • 「歯周病の治療」