12/29(月)~1/4(日)は休診日となります。
よろしくお願いいたします。
月: 2025年11月

1. 片側だけで噛む人は、思っているよりも多いんです
志木駅周辺でも、日常の診療の中でよく見られるのが「片側だけで噛む」クセ。
患者さん本人には自覚がなく、気づいたらいつも同じ側で噛んでいるという声も多くあります。
それは単なる習慣というより、実は──
ごく小さな“違和感”を避けている結果 であることがほとんどです。
特に多いのが、
詰め物・被せ物(補綴物)のごくわずかなズレや段差。
ほんの髪の毛ほどの高低差でも、脳は敏感に察知し、
「こちら側は噛みにくい」と判断して、反対側ばかり使うようになります。
片側噛みの裏には、
“無意識に避けている歯”があると考えてみてください。
その原因がどこにあるかを知ることが、予防歯科として大切な考え方です。
2. 片側噛みが積み重なると、ゆっくりと体や見た目に影響が出てきます
- 頬のふくらみ・フェイスラインの左右差
片側だけ筋肉を使い続けると、
- 頬の厚み
- エラ(咬筋)の張り
- 口角の高さ
- 輪郭のシャープさ
などに違いが出てきます。
「なんとなく顔が左右で違う気がする…」
そんな小さな違和感は、片側噛みのサインかもしれません。
東武東上線沿線(志木・朝霞・新座)から来られる患者さんでも、
この悩みを持つ方は意外と多くいらっしゃいます。
- 肩こり・首こり・頭痛
噛む筋肉は首・肩とつながっているため、負担が偏りやすくなります。
- 片側だけのむし歯・歯周病
使わない側は汚れの停滞が起きやすく、
“片側だけむし歯が多い”“片側だけ歯ぐきが腫れやすい”というケースも少なくありません。
- 顎関節の負担
片側噛みのクセは、顎関節症の引き金になることがあります。
3. 志木・はせがわファミリー歯科が大切にしていること
──原因を“見える化”する予防歯科の視点
片側だけで噛むクセは、“悪い習慣だから直す”というより、
まず「なぜそうなっているのか」を見つけることが重要。
これは、志木の予防歯科として当院が一番大切にしている考え方です。
① 詰め物・被せ物の微調整をチェック
片側噛みの原因として最も多いのがこれです。
- ほんの少し高い
- 噛んだ時にカチッと強く当たる
- 段差がある
- ざらつきを感じる
- フロスが引っかかる
この「数十ミクロン」の不具合が、片側噛みへとつながります。
調整だけで改善する方も少なくありません。
② むし歯・歯周病の早期兆候
痛みがなくても、軽い炎症や腫れがあると避けて噛むようになります。
③ 顎関節・筋肉の使い方を評価
頬やこめかみの張り具合、咬む瞬間の力の流れなどを確認します。
④ 生活習慣のクセを読み取る
- 長時間のスマホ姿勢
- 頬杖
- 片側だけでカバンを持つ
など、日常の小さな習慣にもヒントがあります。
ここまで丁寧に原因を探ることが、
“治療ではなく、未来のトラブルを防ぐ”という予防歯科の本質です。
東武東上線沿線の志木エリアで、
生活習慣と口腔内の両面からアプローチする予防歯科を続けてきた理由はここにあります。
4. 患者さん自身が今日からできる、やさしい改善
① 「自分がどちらで噛んでいるか」を知る
まずは気づくことから始まります。
② 反対側でゆっくり噛んでみる
噛み応えのある食材で試してみると感覚がつかみやすくなります。
③ 姿勢を整える
無意識に片側噛みを誘発しやすい
- 頬杖
- 片側スマホ
- 片側に傾いた座り方
を避けてみましょう。
④ 小さな違和感をメモする
「なんとなく硬い」「あたる」
その小さな違和感が、片側噛みのスタート地点です。
5. 院長・長谷川先生からのメッセージ
片側だけで噛むクセは、本人が思っている以上に多くの方に見られます。
そして、多くの場合は“性格”や“クセ”ではなく、
小さな違和感に身体が正直に反応しているだけです。
志木・はせがわファミリー歯科では、治すこと以上に、
“なぜその状態になったのか” を一緒に探していく予防型の診療を大切にしています。
生活の質を下げないためにも、
顔の左右差が気になる方、噛みにくさがある方は、
どうぞ気軽にお話しください。
日々の習慣を少し整えることで、
これからの10年・20年がより快適になりますように。
> 予防歯科について

1. 「寝ているときの食いしばり」自覚のない人がとても多い理由
最近、「朝起きると顎が重い」「肩がこる」「頭が重い」と感じる方が増えています。
その正体が “無意識の食いしばり” であることは、志木や朝霞、新座から通われる患者さんでも非常に多く見られます。
実は、食いしばりは 自分では気づきにくいクセ の代表格です。
寝ている間は意識のコントロールが効かず、
日中でもスマホ作業・緊張・集中などの場面で無意識に顎へ負担がかかります。
「私は食いしばりはしていないと思います」と来院された方でも、
診察すると
- 歯のすり減り
- 歯の根元の欠け
- エラの張り
- 頬の内側の歯列跡
- 舌の側縁のギザギザ
など、食いしばりの痕跡がはっきり残っているケースは少なくありません。
2. 食いしばりが引き起こす“ゆっくり進むトラブル”
食いしばりが続くことで、身体のあちこちに負担が広がります。
- 歯が割れやすくなる
歯の根に大きな力がかかるため、
「大きなむし歯がないのに歯が割れた」というケースもあります。
- 顎関節の疲れ・痛み
朝から顎が重い、口が開きづらいなど、
顎関節症の入り口になることも。
- 頭痛・肩こり
顎の筋肉(咬筋・側頭筋)は首や肩とつながっており、
こりや偏頭痛の原因になります。
- 見た目の変化(エラの張り)
噛む筋肉が発達し、フェイスラインが四角く見えたり、
左右差が目立つこともあります。
- 歯ぐきの退縮
力に弱い部分から歯ぐきが下がり、知覚過敏につながることがあります。
こうした変化は一気に起こるのではなく、
数年単位で少しずつ進行するのが特徴です。
3. 長谷川院長が得意とする「食いしばり調整治療」
──達人にしかできない“微細な噛み合わせ”の見極め
志木・はせがわファミリー歯科では、
食いしばりへのアプローチを 「食いしばりの原因を整える」 という視点で行っています。
中でも特徴的なのが、
長谷川院長による“噛み合わせの微調整” です。
歯の高さのわずかな段差や、噛んだ瞬間の強い当たりは、
無意識の食いしばりを悪化させます。
しかし、それを見極めるには
“触って・見て・聞いて・動きを読み取る” 緻密な診断が必要です。
多くの患者さんから
「調整後、朝の顎のだるさがなくなった」
「頭痛が減った」
「マウスピースに頼りきりではなくなった」
という声が届くのは、この“微調整の精度”の高さゆえ。
これは、長谷川院長が
長年の臨床経験の中で積み重ねてきた技術であり、
まさに “食いしばり調整の達人” といえる理由です。
4. 当院が大切にしている「食いしばりの予防歯科的アプローチ」
① 噛み合わせの当たりのチェック
食いしばりを助長している箇所を丁寧に見極めます。
② マウスピース(必要な場合)
力を逃がし、歯や顎を守る働きがあります。
院長調整のマウスピースは、着けて違和感が少ないのが特徴。
③ 舌・頬・姿勢のクセの確認
スマホ姿勢や噛み締め姿勢を一緒に分析していきます。
④ ストレス要因のヒアリング
仕事・育児・スポーツなど、精神的負担と食いしばりは深く関係します。
予防歯科の視点では、
「治療」よりも「原因の可視化」こそが本質です。
5. 今日からできる“食いしばりをゆるめる習慣”
① 「歯を離す」を意識する
日中は上下の歯が軽く離れている状態が正常です。
仕事中にふと肩に力が入るときは、まず歯を離してみてください。
② ストレッチと呼吸
肩・首のストレッチや深呼吸は、顎の緊張もほぐします。
③ 寝る前のスマホを減らす
強い光や緊張状態は、夜間の噛み締めを悪化させます。
④ 冷やさない
筋肉を冷やすと緊張が強くなります。温めるのが効果的です。
6. 院長・長谷川先生からのメッセージ
食いしばりは“努力”や“意志”で止められるものではありません。
だからこそ、あなたの生活と噛み合わせの両方から丁寧に寄り添うことが大切です。
噛み合わせの微細なズレや、日々の緊張、生活習慣──
そのどれかが少し変わるだけで、症状が大きく軽減することがあります。
志木・はせがわファミリー歯科は、
“予防歯科の視点で原因を探し、未来のトラブルを防ぐ”ことを使命としています。
朝の顎の重さ、歯の違和感、肩こりなどでお悩みの方は、
どうぞ気軽にご相談ください。
あなたが今より楽に、自然に過ごせるよう、お手伝いできれば嬉しく思います。




