12/29(月)~1/4(日)は休診日となります。
よろしくお願いいたします。
年: 2025年

1. 片側だけで噛む人は、思っているよりも多いんです
志木駅周辺でも、日常の診療の中でよく見られるのが「片側だけで噛む」クセ。
患者さん本人には自覚がなく、気づいたらいつも同じ側で噛んでいるという声も多くあります。
それは単なる習慣というより、実は──
ごく小さな“違和感”を避けている結果 であることがほとんどです。
特に多いのが、
詰め物・被せ物(補綴物)のごくわずかなズレや段差。
ほんの髪の毛ほどの高低差でも、脳は敏感に察知し、
「こちら側は噛みにくい」と判断して、反対側ばかり使うようになります。
片側噛みの裏には、
“無意識に避けている歯”があると考えてみてください。
その原因がどこにあるかを知ることが、予防歯科として大切な考え方です。
2. 片側噛みが積み重なると、ゆっくりと体や見た目に影響が出てきます
- 頬のふくらみ・フェイスラインの左右差
片側だけ筋肉を使い続けると、
- 頬の厚み
- エラ(咬筋)の張り
- 口角の高さ
- 輪郭のシャープさ
などに違いが出てきます。
「なんとなく顔が左右で違う気がする…」
そんな小さな違和感は、片側噛みのサインかもしれません。
東武東上線沿線(志木・朝霞・新座)から来られる患者さんでも、
この悩みを持つ方は意外と多くいらっしゃいます。
- 肩こり・首こり・頭痛
噛む筋肉は首・肩とつながっているため、負担が偏りやすくなります。
- 片側だけのむし歯・歯周病
使わない側は汚れの停滞が起きやすく、
“片側だけむし歯が多い”“片側だけ歯ぐきが腫れやすい”というケースも少なくありません。
- 顎関節の負担
片側噛みのクセは、顎関節症の引き金になることがあります。
3. 志木・はせがわファミリー歯科が大切にしていること
──原因を“見える化”する予防歯科の視点
片側だけで噛むクセは、“悪い習慣だから直す”というより、
まず「なぜそうなっているのか」を見つけることが重要。
これは、志木の予防歯科として当院が一番大切にしている考え方です。
① 詰め物・被せ物の微調整をチェック
片側噛みの原因として最も多いのがこれです。
- ほんの少し高い
- 噛んだ時にカチッと強く当たる
- 段差がある
- ざらつきを感じる
- フロスが引っかかる
この「数十ミクロン」の不具合が、片側噛みへとつながります。
調整だけで改善する方も少なくありません。
② むし歯・歯周病の早期兆候
痛みがなくても、軽い炎症や腫れがあると避けて噛むようになります。
③ 顎関節・筋肉の使い方を評価
頬やこめかみの張り具合、咬む瞬間の力の流れなどを確認します。
④ 生活習慣のクセを読み取る
- 長時間のスマホ姿勢
- 頬杖
- 片側だけでカバンを持つ
など、日常の小さな習慣にもヒントがあります。
ここまで丁寧に原因を探ることが、
“治療ではなく、未来のトラブルを防ぐ”という予防歯科の本質です。
東武東上線沿線の志木エリアで、
生活習慣と口腔内の両面からアプローチする予防歯科を続けてきた理由はここにあります。
4. 患者さん自身が今日からできる、やさしい改善
① 「自分がどちらで噛んでいるか」を知る
まずは気づくことから始まります。
② 反対側でゆっくり噛んでみる
噛み応えのある食材で試してみると感覚がつかみやすくなります。
③ 姿勢を整える
無意識に片側噛みを誘発しやすい
- 頬杖
- 片側スマホ
- 片側に傾いた座り方
を避けてみましょう。
④ 小さな違和感をメモする
「なんとなく硬い」「あたる」
その小さな違和感が、片側噛みのスタート地点です。
5. 院長・長谷川先生からのメッセージ
片側だけで噛むクセは、本人が思っている以上に多くの方に見られます。
そして、多くの場合は“性格”や“クセ”ではなく、
小さな違和感に身体が正直に反応しているだけです。
志木・はせがわファミリー歯科では、治すこと以上に、
“なぜその状態になったのか” を一緒に探していく予防型の診療を大切にしています。
生活の質を下げないためにも、
顔の左右差が気になる方、噛みにくさがある方は、
どうぞ気軽にお話しください。
日々の習慣を少し整えることで、
これからの10年・20年がより快適になりますように。
> 予防歯科について

1. 「寝ているときの食いしばり」自覚のない人がとても多い理由
最近、「朝起きると顎が重い」「肩がこる」「頭が重い」と感じる方が増えています。
その正体が “無意識の食いしばり” であることは、志木や朝霞、新座から通われる患者さんでも非常に多く見られます。
実は、食いしばりは 自分では気づきにくいクセ の代表格です。
寝ている間は意識のコントロールが効かず、
日中でもスマホ作業・緊張・集中などの場面で無意識に顎へ負担がかかります。
「私は食いしばりはしていないと思います」と来院された方でも、
診察すると
- 歯のすり減り
- 歯の根元の欠け
- エラの張り
- 頬の内側の歯列跡
- 舌の側縁のギザギザ
など、食いしばりの痕跡がはっきり残っているケースは少なくありません。
2. 食いしばりが引き起こす“ゆっくり進むトラブル”
食いしばりが続くことで、身体のあちこちに負担が広がります。
- 歯が割れやすくなる
歯の根に大きな力がかかるため、
「大きなむし歯がないのに歯が割れた」というケースもあります。
- 顎関節の疲れ・痛み
朝から顎が重い、口が開きづらいなど、
顎関節症の入り口になることも。
- 頭痛・肩こり
顎の筋肉(咬筋・側頭筋)は首や肩とつながっており、
こりや偏頭痛の原因になります。
- 見た目の変化(エラの張り)
噛む筋肉が発達し、フェイスラインが四角く見えたり、
左右差が目立つこともあります。
- 歯ぐきの退縮
力に弱い部分から歯ぐきが下がり、知覚過敏につながることがあります。
こうした変化は一気に起こるのではなく、
数年単位で少しずつ進行するのが特徴です。
3. 長谷川院長が得意とする「食いしばり調整治療」
──達人にしかできない“微細な噛み合わせ”の見極め
志木・はせがわファミリー歯科では、
食いしばりへのアプローチを 「食いしばりの原因を整える」 という視点で行っています。
中でも特徴的なのが、
長谷川院長による“噛み合わせの微調整” です。
歯の高さのわずかな段差や、噛んだ瞬間の強い当たりは、
無意識の食いしばりを悪化させます。
しかし、それを見極めるには
“触って・見て・聞いて・動きを読み取る” 緻密な診断が必要です。
多くの患者さんから
「調整後、朝の顎のだるさがなくなった」
「頭痛が減った」
「マウスピースに頼りきりではなくなった」
という声が届くのは、この“微調整の精度”の高さゆえ。
これは、長谷川院長が
長年の臨床経験の中で積み重ねてきた技術であり、
まさに “食いしばり調整の達人” といえる理由です。
4. 当院が大切にしている「食いしばりの予防歯科的アプローチ」
① 噛み合わせの当たりのチェック
食いしばりを助長している箇所を丁寧に見極めます。
② マウスピース(必要な場合)
力を逃がし、歯や顎を守る働きがあります。
院長調整のマウスピースは、着けて違和感が少ないのが特徴。
③ 舌・頬・姿勢のクセの確認
スマホ姿勢や噛み締め姿勢を一緒に分析していきます。
④ ストレス要因のヒアリング
仕事・育児・スポーツなど、精神的負担と食いしばりは深く関係します。
予防歯科の視点では、
「治療」よりも「原因の可視化」こそが本質です。
5. 今日からできる“食いしばりをゆるめる習慣”
① 「歯を離す」を意識する
日中は上下の歯が軽く離れている状態が正常です。
仕事中にふと肩に力が入るときは、まず歯を離してみてください。
② ストレッチと呼吸
肩・首のストレッチや深呼吸は、顎の緊張もほぐします。
③ 寝る前のスマホを減らす
強い光や緊張状態は、夜間の噛み締めを悪化させます。
④ 冷やさない
筋肉を冷やすと緊張が強くなります。温めるのが効果的です。
6. 院長・長谷川先生からのメッセージ
食いしばりは“努力”や“意志”で止められるものではありません。
だからこそ、あなたの生活と噛み合わせの両方から丁寧に寄り添うことが大切です。
噛み合わせの微細なズレや、日々の緊張、生活習慣──
そのどれかが少し変わるだけで、症状が大きく軽減することがあります。
志木・はせがわファミリー歯科は、
“予防歯科の視点で原因を探し、未来のトラブルを防ぐ”ことを使命としています。
朝の顎の重さ、歯の違和感、肩こりなどでお悩みの方は、
どうぞ気軽にご相談ください。
あなたが今より楽に、自然に過ごせるよう、お手伝いできれば嬉しく思います。

こんにちは、はせがわファミリー歯科です。
当院は、志木駅南口から徒歩10分。土日診療・駐車場完備・バリアフリー対応で、
小さなお子さまからご高齢の方まで、家族みんなが安心して通える予防歯科医院です。
今回は、毎日の歯磨きに欠かせない「歯磨き粉」選びについてお話しします。
実は“泡立ちの良い歯磨き粉”には、ちょっとした落とし穴があるのをご存じですか?
泡立ちが良いと、磨いた気分になりやすい
歯磨き粉の泡がたくさん立つと、すっきりした気分になりますよね。
でもその“爽快感”が曲者。泡で口の中がいっぱいになると、
まだ磨き残しがあるのに「もう磨けた」と錯覚してしまうことがあります。
特に、歯と歯ぐきの境目や奥歯の裏側などは、
泡が多いほどブラシが届きにくくなる傾向があります。
泡の正体は「発泡剤」
多くの歯磨き粉に使われているラウリル硫酸ナトリウム(SLS)などの発泡剤は、
洗浄力が強く、粘膜への刺激が出ることもあります。
口内炎ができやすい方や、ドライマウス(お口の乾燥)がある方は、
刺激の少ない低発泡タイプや無発泡タイプの歯磨き粉を選ぶのがおすすめです。
予防歯科では「低発泡+フッ化物入り」がおすすめ
泡が少ないと、どこを磨いているか見えやすく、
歯ブラシの動きをコントロールしやすくなります。
また、フッ化物(フッ素)が歯の表面に長くとどまり、
再石灰化(歯の修復)を助ける効果も高まります。
年齢別のフッ化物濃度と使用量
(2023年・4学会合同推奨:日本口腔衛生学会/日本小児歯科学会/日本歯科保存学会/日本老年歯科医学会)
|
年齢 |
推奨フッ化物濃度 |
使用量の目安 |
備考 |
|
歯が生えてから2歳 |
900〜1,000 ppmF |
米粒程度 (1〜2 mm) |
飲み込まないよう保護者が管理 |
|
3〜5歳 |
900〜1,000 ppmF |
グリーンピース程度 (約5 mm) |
保護者が仕上げ磨きを |
|
6歳〜成人・高齢者 |
1,400〜1,500 ppmF |
歯ブラシ全体 (約1.5〜2 cm) |
1日2回の使用が効果的 |
フッ化物濃度は900〜1,500 ppmF(=約0.09〜0.15%)が目安です。
虫歯リスクが高い方には、歯科医院で2,800〜5,000 ppmFの高濃度タイプを使うこともあります。
歯磨き粉を選ぶときのポイント
・「低発泡」または「ノンフォーム」と書かれたものを選ぶ
・フッ化物濃度(ppmF)をチェックする
・刺激が少なく、研磨剤が控えめなタイプを選ぶ
歯科衛生士からのアドバイス
泡立ちの良さは“気持ちよさ”であって “磨けている” とは限りません。
はせがわファミリー歯科では、低発泡タイプ+適正なフッ化物濃度の歯磨き粉をおすすめしています。
毎日の歯磨きを、「磨いた気分」から「本当に磨ける」時間に変えていきましょう。
小さなお子さまからご家族全員で、一緒にお口の健康を守っていきましょう。

志木・はせがわファミリー歯科(志木駅から徒歩8分/東京電力パワーグリッド志木支社1階)
こんにちは、志木駅近くのはせがわファミリー歯科です。
当院は予防歯科に力を入れ、全室個室でプライバシーを守りながら、
皆さまの「一生、自分の歯で食べる」ことをサポートしています。
今日は、意外と見落とされがちな「歯ぐき下がり」についてお話しします。
◆歯ぐきが下がるのは“年齢のせい”だけではありません
「最近、歯が長く見える」「歯の根元がしみる」──
こうした症状の原因の多くは、歯ぐきが下がってしまうことにあります。
加齢による自然な変化もありますが、実は歯周病によって歯ぐきが破壊されているケースが少なくありません。
歯周病は、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)に**細菌のかたまり(バイオフィルム)**が溜まることで炎症が起き、
歯を支える骨まで少しずつ溶かしていく病気です。
痛みがほとんどないため、気づかないうちに進行するのが特徴です。
◆歯ぐき下がりセルフチェック
- 歯が長く見える
- 歯の根元がしみる(冷たいもの・歯磨きのとき)
- 歯と歯の間にすき間ができた
- ブラッシング時に血が出る
- 口臭が気になる
これらのうち2つ以上当てはまる場合、歯周病の初期段階の可能性があります。
◆定期メインテナンスで「下がらない歯ぐき」を守る
歯ぐきが一度下がると、自然に元に戻ることはありません。
そのため、早期発見と早期ケアがとても重要です。
はせがわファミリー歯科では、
・専用の器具でのバイオフィルム除去(プロケア)
・ご家庭でのケア方法の個別アドバイス
・定期的な歯周組織の検査(プロービング)
を通して、歯ぐきを健康な状態に保つお手伝いをしています。
また、歯ぐき下がりが進行してしまった場合も、再生療法などの
患者さんの状態に合わせた最適な治療法をご提案しています。
>>歯周病治療の詳細はこちら
>>予防歯科の詳細はこちら
◆エビデンス(参考:日本歯周病学会・臨床歯周病学会)
・日本歯周病学会「歯周病の分類と治療指針2022」
・臨床歯周病学会ガイドライン「安定期治療(SPT)の重要性」
・厚生労働省 歯科疾患実態調査(歯周病罹患率の年齢別推移)
これらの指針では、定期的なSPT(歯周病安定期治療)の継続が、
歯を守るための最も有効な方法とされています。
◆まとめ
歯ぐき下がりは「見た目の問題」だけでなく、
歯周病の進行サインでもあります。
痛みがなくても油断せず、定期的にプロによるチェックを受けましょう。
志木・はせがわファミリー歯科では、
予防を中心に、一人ひとりのお口の健康を長期的にサポートしています。
年齢を重ねるにつれて、ふと気になるのが「昔入れたあの詰め物、今もちゃんと働いているのか?」という疑問。20〜30年前に入れたクラウンやブリッジ、インレーが、そろそろ寿命を迎えているかもしれません。
今回は、岡山大学の研究でも注目されている「レストレーションサイクル(修復物の再治療サイクル)」をもとに、修復物の“やり直し治療”の必要性とその背景についてお伝えします。
修復物に寿命があるって知っていましたか?
クラウンやインレーなどの修復物には、平均10〜15年の寿命があるとされています(Gordan et al., 2015)。これはあくまで目安ですが、使い方やメンテナンス次第で、寿命を迎える時期は変わってきます。
特に中高年になると、かつて入れた修復物が“見えないところ”で劣化しているケースも。見た目に変化がなくても、中で虫歯が進行していることもあります。
「レストレーションサイクル」とは?
岡山大学の研究で提唱されている「レストレーションサイクル」とは、修復物は永続的ではなく、一定の期間でやり直しが必要になるという考え方です。
そして、再治療のたびに健康な歯質も削られることで、結果として歯そのものの寿命を縮めてしまう──そんな臨床的な現実があるのです。
- 初回治療から精度を追求すること
- 必要な時期に適切な再治療を行うこと
この2つが、歯の健康寿命を大きく左右します。
中高年のお口に起こりやすいトラブル
長年使い続けてきた詰め物・被せ物には、次のようなトラブルがよく見られます:
- 詰め物が割れる・外れる
- すき間から虫歯が再発
- 歯周病が進行し、支えが弱くなる
- 色が変わったり、表面が欠ける
さらに加齢により、唾液が減ったり、噛みしめが強くなったりといった変化も重なることで、修復物の劣化が加速するのです(Fernandes, 2015)。
こんな症状、ありませんか?
- 被せ物のあたりに違和感がある
- 歯ぐきがしみる、噛むと痛い
- 見た目の変化(黒ずみ・欠け)
- フロスが引っかかる
このようなサインがあれば、「まだ使える」ではなく、「そろそろやり直すタイミングかも?」と考えてみましょう。
やり直し治療を最小限に抑えるには
はせがわファミリー歯科クリニックでは、担当歯科衛生士制による予防管理と、定期的なメンテナンスによって、やり直し治療をできるだけ減らす取り組みを行っています。
たとえば:
- 担当衛生士による定期メンテナンスとリスク評価
- 耐久性の高い素材(ジルコニアなど)の提案
- セルフケアの質向上をサポート
修復物の寿命は、選ぶ材料と日々のケアで変わります(Amend et al., 2022)。
>> くわしくは
詰め物も“定期点検”が必要です
「昔入れたけど問題ない」と思っている方こそ、ぜひ一度見直してみてください。
中長期的に歯を守っていくためには、“詰めたあと”の管理こそが重要です。
はせがわファミリー歯科クリニックでは、予防と再治療の最適なバランスを、担当衛生士と一緒に考えていきます。
お気軽にご相談ください。志木駅徒歩10分です。
>>詳しくはこちらhttps://www.hasegawa-fd.com/maintenance/
参考文献(抜粋)
- Gordan, V. V., et al. (2015). J Am Dent Assoc.
- 吉山昌宏・松崎久美子(2023). 日本歯科保存学雑誌.
- Fernandes, N. A., et al. (2015). SADJ.
- Blum, I. R., et al. (2018). Br Dent J.
- Amend, S., et al. (2022). J Clin Med.
OHI(口腔衛生指導)という選択肢を知っていますか?
「歯医者さんでブラッシング指導は受けたけど、なんとなく形だけだった」
そんな印象を持ったこと、ありませんか?
もちろん、歯磨きの仕方(TBI:Tooth Brushing Instruction)も大切ですが、
それだけでは十分な予防にはつながらないこともあります。
そこで、はせがわファミリー歯科では、
TBI+OHI(Oral Hygiene Instruction)という考え方で、
一人ひとりの“生活背景”に合わせた丁寧な予防歯科を提供しています。
TBIとOHIの違いとは?
■TBIとは(Tooth Brushing Instruction)
- 歯ブラシやフロスの使い方
- 磨き残しのチェック
- 清掃圧や手の動きの確認 など
“磨き方の指導”を通じてセルフケアの質を高めていく支援です。
■OHIとは(Oral Hygiene Instruction)
- 食生活(糖質の頻度やタイミング)
- 睡眠やストレス、喫煙、薬の影響
- 患者さんのライフスタイルや価値観に基づいた支援
つまり、「どう磨くか」だけでなく「どう暮らしているか」まで含めた予防をサポートするのがOHIです。
はせがわファミリー歯科のOHIが大切にしていること
当院では、富士通のリスク評価ツール「デカゴン」を用い、
唾液検査・プラークスコア・生活習慣問診などをクラウド上でデータ管理しながら、
患者さんごとに合わせた“見える予防支援”を行っています。
■衛生士主導の5つの流れ
- リスクの可視化
→ デカゴン+検査データで現状把握 - 生活習慣の整理
→ 食事・睡眠・セルフケアのヒアリング - TBI(磨き方)の確認と指導
→ 半個室・個室でゆったり丁寧に - 課題の共有と目標設定
→ 無理なく取り組める内容を一緒に設定 - 再評価と定着支援
→ データの変化を一緒に見て、予防行動を習慣化
“生活に寄り添う予防”を、家族で受けられる歯科医院へ
お子さんからご年配の方まで、予防の基本は「続けられること」。
広々とした駐車場や個室診療、クラウドデータの共有など、
患者さんが安心して通い続けられる環境づくりを行っています。
歯のことも、生活のことも。
ご家族みんなで相談できる場所として、これからも地域の健康を支えていきます。
>>詳しくはこちら
https://www.hasegawa-fd.com/maintenance/
~予防を大切にする私たちだから伝えたいこと~
こんにちは。東武東上線 志木駅から徒歩10分、東京電力の1階にある はせがわファミリー歯科です。
当院は、子どもから大人まで幅広い世代の予防歯科に力を入れており、個室・半個室の診療室で、落ち着いた環境の中、丁寧な診療を行っています。
本日は、最近注目されているむし歯と生活習慣の関係についてご紹介します。
むし歯のリスク、生活リズムにあり?
富山大学の研究によると、全国の小学生約10,000人を対象にした調査で、次のような生活習慣がむし歯のリスクを高めていることが分かっています:
- 朝ごはんを食べない
- 夜遅くまで起きている
- 歯みがきが1日1回以下
- スマホやゲームに制限がない
特に、女の子に多くむし歯が見られる傾向も示されています。
志木の地域でも、こんなお声をいただきます
- 「夜遅くまで動画を見て寝落ちしてしまう…」
- 「朝は忙しくて、歯みがきどころじゃなくて…」
- 「仕上げみがきを嫌がってなかなかできない…」
これらは、生活リズムが乱れることでお口の健康にも影響が出ている例です。
ご家庭でできるむし歯予防のポイント
- 朝ごはんを食べて咀嚼(そしゃく)で唾液(だえき)を促す
- 夜ふかしを減らし、睡眠と歯みがきのリズムを整える
- 1日2回以上の歯みがき+親子で仕上げみがき
- スマホ・ゲームには「時間のルール」を決める
当院の取り組み:見える予防、わかる安心
当院では、富士通のリスク評価ツール「デカゴン」を導入し、患者さま一人ひとりのむし歯や歯周病のリスクを視覚的にわかりやすくご説明しています。
クラウド上でデータを共有し、経過を一緒に見ながらケアを続けていく仕組みを整えています。また、キャリア10年以上の歯科衛生士が2名常勤し、子どもから大人まで安心して通える丁寧な予防ケアを提供しています。
出典
富山大学 山田正明准教授らによる研究(BMC Oral Health掲載)
▶︎ https://doi.org/10.1186/s12903-025-05475-8
生活から見直す、未来のむし歯予防
むし歯の予防は「歯みがき」だけではなく、「生活そのもの」を見つめ直すことから始まります。
私たちはせがわファミリー歯科は、地域の皆さまの健康を支えるパートナーとして、生活リズムをふまえた予防の提案を大切にしています。
「むし歯になってから」ではなく、「むし歯にならないために」。その第一歩を、私たちと一緒に踏み出してみませんか?
>>詳しくはこちら
https://www.hasegawa-fd.com/maintenance/
よろしくお願いいたします。
埼玉県・志木駅から徒歩10分。住宅街にあるはせがわファミリー歯科では、「家族で通える予防歯科」を大切にしています。 最近、「フッ素って体に悪いって聞いたけど…」「子どもに使って大丈夫なの?」というご相談を受けることが増えています。
SNSやネットの情報に不安を感じる方も多いかもしれませんが、どうぞご安心ください。 私たちが予防処置で使用しているのは、安全性と効果が世界的に認められた「フッ化物」という成分です。
今回は、この「フッ素」と「フッ化物」の違いや、当院でおすすめしている予防ケアについて、わかりやすくご紹介します。
「フッ素」と「フッ化物」は別物です
まず知っていただきたいのは、「フッ素(F)」と「フッ化物(fluoride)」はまったくの別物だということです。
- フッ素(F)… 単体では毒性のあるガス。生活で直接使うことはありません。
- フッ化物… フッ素がナトリウムやカルシウムと結合した安定した物質で、歯みがき粉や歯科の予防に使われます。
つまり、市販の歯みがき粉や歯科医院で使う「フッ素」は、実はフッ化物=安全に使える成分なんです。
フッ化物の3つのはたらき
フッ化物には、以下のようなむし歯予防効果があります:
- 歯を酸に強くする(耐酸性の向上)
- 初期むし歯の修復(再石灰化)
- むし歯菌の働きを抑える(抗菌作用)
「できるだけ歯を削りたくない」「子どもの歯を健やかに守りたい」 そんなご家族の願いに応える、頼れる味方です。
北欧が実証した「予防ケア」のちから
スウェーデンやフィンランドでは、フッ化物の使用が国家レベルで推奨されています。 1970年代には日本以上にむし歯が多かったスウェーデンですが、学校でのフッ化物洗口やフッ化物入り歯みがき粉の普及によって、今では“むし歯はまれな病気”とまで言われる国になりました。
WHO(世界保健機関)や日本の厚労省も、フッ化物の活用を強く推奨しています。
> 予防歯科
大人も子どもも、フッ化物ケアを
大人の方へ: フッ化物1,450ppm配合の歯みがき粉を使いましょう。再石灰化・抗菌作用に優れ、むし歯リスクの高い方に特におすすめです。
お子さまには: 年齢や発育に応じた使用量と濃度で、安心して使えます。
| 年齢 | 濃度の目安 | 使用量 |
| 0〜2歳 | 500〜1,000ppm | 切った爪程度 |
| 3〜5歳 | 1,000ppm | グリーンピース大 |
| 6歳以上 | 1,000〜1,450ppm | 2cm程度(大人と同様) |
※うがいができるようになってから使用するのが目安です。
富士通「デカゴン」で視覚的に理解
はせがわファミリー歯科では、富士通の「デカゴン」というツールを用いて、むし歯や歯周病のなりやすさをデジタルでわかりやすく説明しています。
お子さんの仕上げみがき指導から、大人の生活習慣の見直しまで、ご家族単位での予防をサポートするのが当院の強みです。
地域のかかりつけ医として
当院には、経験豊富な歯科衛生士が常時在籍しており、患者さん一人ひとりに合った丁寧なケアを提供しています。 正しい知識とケアで、「歯を削らない予防歯科」を、ご家族そろって始めてみませんか?
ご不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。




